水 千 草 すいちぐさ 作 品 集 よ り
・・・ 永 遠 の ・・・
・・・ 永 遠 の ・・・
永遠の
深きを秘めてすじ雲の 彼方の青よ 青よ 青よ
・・・ 木 洩 れ 陽 は ・・・
木洩れ陽は
無限の空よりこぼれ落ち 白き蝶々のはらり舞う
・・・ 早 春 の ・・・
早春の
木立は浅くまどろみて 秘めし色香に風のささやき
・・・ 鳥 た ち を ・・・
鳥たちを
深みにやさしく迎え入れ 夕むらさきに染まりゆく森
・・・ 宵 待 ち て ・・・
宵待ちて
絹 深々と染まりゆく 君 オリエントの風なびかせて
・・・ ア ジ ア 遊 風 ・・・
まっすぐな
黒い瞳を持つ人の 住む郷いずこ アジア遊風
・・・ 雅 夜 に ・・・
みやびよに
雅 夜 に
縄文の君照らす月
今 東山 やま の 端 は に 昇りくる神秘
・・・ 疼 く 胸 ・・・
幻 花 一 輪
狂 花 一 輪
疼 く 胸
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・・・ 幾 ・ 千 ・ 無 ・ 限 ・ 不 ・ 思 ・ 議 ・織 ・ り ・・・
わたしを包む繭の色
幾千無限の赤がある
幾千無限の青がある
幾千無限を紡ぎつつ 幾千無限の不思議織り
わたしを包む繭の色
幾千無限の雨の色
幾千無限の風の色
幾千無限を紡ぎつつ 幾千無限の不思議織り
わたしを包む繭の色
幾千無限の虹の色
幾千無限の夕焼けの色
幾千無限を紡ぎつつ 幾千無限の不思議織り
ほぐしほぐし紡ぎます
パタンパタンと 織る わたし色
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